キル・ビル
雑なあらすじ
元殺し屋の女が婚約式のリハーサル中に所属していた組織の殺し屋達に襲われ、愛する夫とそして、お腹の中にいた子供を殺され自身も激しいリンチの末、頭部に鉛玉を撃ちこまれる。
が、奇跡的に息を吹き返した女は自分を絶望の淵に落とした殺し屋、そして組織のボス〝Bill〝に復讐を誓うのだった……。
今回見た映画は『キル・ビル』です!!
ご存じクエンティン・タランティーノ監督の代表作の今作、恥ずかしながらようやく見たわけですが正直……………くっっっっっそ面白かったです。
僕実はスプラッターが苦手でタランティーノ作品を避けてきたんですが、
これはただただ……
面白かった!!!!
いやもちろんけっこうスパスパ腕やら足やらが飛ぶんですけど、それ以上に””画””が面白くて飽きないんですね。
チャンバラが三十分近く続くシーンもあるんだけど、目まぐるしいアクションに加えて影絵のような殺陣など観客を飽きさせない工夫(というよりタランティーノ個人がノリノリで楽しみながら撮ってるように感じたけど)がされています。
魅力はアクションシーンだけではありません!!
その独特の世界観も見どころ!!
色々な日本人や日本と思しき場所が出るのだけどもう見た人は皆そんな日本人いねぇよ!!とツッコみたくなること請け合いの変な日本要素がごろごろ出てきます。
変な日本人筆頭格GOGO夕張
栗山千秋が演じたキャラクターで名前は「マッハ!GOGO」と夕張映画祭から取ったんだとか。あとフィギュアがありえないほどぬぼっとしてる。
でもそこもまたこの作品の魅力。
キルビル限らず海外の作品に出てくる日本というのは日本ではないのです。
あれはオリエントなのだ。
オリエントは東洋を意味する訳語なのですが、それは西洋人がイメージする東洋を差しているのです。つまりオリエントは一種のファンタジーなわけ。
例えば日本には変な中華風なレストランなんてありません。
しかし、オリエンタルな世界なら仕方ない!!
日本では日本人全員が日本刀を持っているわけではない。
だが、オリエンタルな世界なら仕方ない!!
日本にあんな変な名前のやつはいないヤクザは日本刀を振り回さないし仁義に熱いわけでもないしヤッチマイナっ!!とかも言わない……
でも、それも仕方ないんです。日本ではなく、オリエントだから。
この独特の世界観が僕は大好きです。
確かに日本として見ると変ですが、そういうファンタジー世界なんだと思うと面白く感じませんか?
そして、最後の魅力は先程も少し触れましたが、この作品はタランティーノが製作者がいかにも楽しみながら作ってるだろうなぁ~と思わせる所です。
殺陣や日本語での前口上、カメラワーク等々の演出がとてもイキイキしてる。
映画に限らずマンガなどでも言えますが僕はこういう製作者が楽しんでる作品が大好きです。
もちろん制作側だけが楽しんでる独りよがりな作品は良くないですけど、これってけっこう大切なことだと思うんです。
僕の語彙力ではその様な作品一体どういうものか、具体的に表現できないけれど、確かに観客にそれを感じさせる作品はあって、今後ここでそういう作品を紹介していけたらなぁと思っています。
おわり
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