ザ・レイド
あらい筋
麻薬王が支配する高層ビルに強制捜査で乗り込むSWAT部隊を待ち受けていたのはギャングたちとの熾烈な闘いだった。
強すぎ!殺りすぎ!敵多すぎ!という非常にダッサダサなキャッチコピーが付いてる本作ですが、内容はまぁその通りといったところで100分ほどの上映時間のほとんどがアクションシーンです。
なので、あらすじがあらいにもほどがあるかと思われたかもしれませんが、これといった内容がないので仕方ない。
ただ、内容がないというのはドラマとしての話でアクションシーンは別です。
濃い、ひたすら濃い。
SWAT達は銃で武装しているのだけど、ギャング達はヤクでキメてるのか撃たれてもすぐ起き上がって襲い掛かってきます。ゾンビかっ!?
そんなわけで警官たちも肉弾戦で応戦するわけですが、もうとにかく動く、動く、動きまくる!!!
なんでも主人公に扮するイコ・ウワイスさん、シラットという東南アジアの武術の達人らしくキレッキレの動きでシラットを魅せてくれます。
全編最近よくある目まぐるしいカメラ切り替えなどには頼らない激しいアクションに脱帽。
拳一つ一つに確かな重みがあり、最近のアクション映画と比べると『アクション』というより『暴力』と言ったほうがしっくりくるかもしれません。
というか百聞は一見に如かずなので見てください。
ザ・レイド 監督セレクトのアクションシーン - YouTube
勿論アクションも凄いのだけど、二つ目の下のフロアに降りる所のカメラワークにも驚かされます。こんなカメラワークあるんか。
このように圧倒的熱量を持つ今作は高く評価され、続編(日本人俳優も出演しているので話体のですがこれはまた今度)も出てハリウッドリメイクも決定してます。
が、正直ハリウッドがこれを越えられるのか疑問ですね。それほど激しく素晴らしいアクション映画になっています。
最近のなるいアクション映画に飽き飽きしていた人はこれを見てください。
別に今のアクション映画で十分だよという人は気をつけて!!もうこれまでみたいにそのアクション映画を楽しめなくなるかも!!?
なんて広告の文句みたいなことを言ったところで今回はおわり。